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イベント・セミナー情報

開発スクール(IDEAS)

イデアス実践講座「よくわかる開発経済・社会開発」

 
テーマ
コース1 :「国際開発のためのデータ分析入門
講師:山形辰史(開発研究センター開発戦略研究グループ主任研究員)
日時:
9月6日(水)19:00~20:30「マクロ・データ
9月8日(金)19:00~20:30「ミクロ・データ
9月11日(月)19:00~20:30「要因分析」 
講師コメント(イデアス講座紹介)pdf
場所:ジェトロ東京本部 5階A会議室(アーク森ビル内)

コース2 :「開発経済学入門」 
講 師:野上裕生(開発研修室主任研究員) 
日 時:
9月12日(火)19:00~20:30「福祉の開発経済学pdf」(299KB)
9月19日(火)19:00~20:30「自然と環境の開発経済学pdf」(388KB)
9月26日(火)19:00~20:30「開発経済学の過去と未来pdf」(318KB)
場 所:JICA地球ひろば セミナールーム(広尾)

コース3 :「社会開発プロジェクトのための社会調査入門
講 師:佐藤 寛(開発研究センター主任研究員)
日 時:
9月15日(金)19:00~20:30「社会開発と社会調査pdf」(113KB)
9月22日(金)19:00~20:30「調査手法に飛びつく前にpdf」(85KB)
9月29日(金)19:00~20:30「社会調査が使われるためにpdf」(163KB)
場 所:JICA地球ひろば セミナールーム(広尾)

 
定員
各コース40名(先着順)


開催日時
2008年2月23日(金曜)~2月24日 (土曜)

会場
JICA東京 4階 オリエンテーションルーム

東京都渋谷区西原2-49-5

講師
山形 辰史
野上 裕生
佐藤 寛

使用言語
日本語のみ

参加費
各コース:一般5,000円、アジ研賛助会員・個人利用会員/学生 3,000円
全3コース:一般12,000円、アジ研賛助会員・個人利用会員/学生7,000円



お問い合わせ先
アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
TEL:043-299-9536 FAX:043-299-9726
E-mail:seminar
E-mail


イデアス実践講座「よくわかる開発経済・社会開発」プログラム

コース1「国際開発のためのデータ分析入門」
講師:山形辰史(開発研究センター開発戦略研究グループ主任研究員)
国際開発に成果主義が導入されている昨今、データを用いてアウトプット、アウトカム、を明示することが開発専門家に要請されている。そのためには、データの扱いの基本を学ぶことが必要である。本コースでは、開発専門家が各種レポートを執筆する際に有用なデータの扱い方について講義を行う。また、実際に関連データをあらかじめ受講者に配布し、講義の場で分析の実例を示す。
講師コメントpdf

9月6日(水)19:00-20:30
 
「マクロ・データ」
主として時系列(time series)データの扱い方の基本を講義する。時系列データは(a)成長や発展、および(b)政策に対する反応の強弱、を反映するという意味で重要である。
○具体的内容
二種類の時系列(離散変数と連続変数)、変化率(=成長率)の定義、指数関数、対数と変化率、対数グラフの効用、回帰分析を用いた平均成長率の求め方、非定常時系列の扱いに関する注意

9月8日(金)19:00-20:30
 
「ミクロ・データ」
主として家計データを用い、貧困指標、不平等指標の種類と特徴、およびその算出方法を講義する。
○具体的内容
貧困削減戦略書(PRSP)と貧困指標、不平等指標、いくつかの貧困指標の意義と問題点、貧困指標の計算方法、ローレンツ曲線の描き方、およびジニ係数の求め方

9月11日(金)19:00-20:30
 
「要因分析」
目的となる変数の決定因の分析方法とその限界について講義する。
○具体的内容
分散に着目する意義、恒等式分解、回帰分析、ダミー変数の効用、グレンジャー因果性、データから因果性が検証できるか?
 
コース2「開発経済学入門」
講師:野上裕生(開発研修室主任研究員)
開発途上国の問題はただ単に貧困削減や経済成長だけでなく、差別や不平等の是正、環境保全、紛争・犯罪予防やガバナンスなど、あらゆる問題が入ってきています。自分のやりたいことを見つけたい、と思っている人は、まず開発経済学を勉強してみたら、きっと自分に適したテーマが見つかるでしょう。このコースでは、初心者を対象に、「はじめての開発経済学」の入門を行いたいと思います。

9月12日(火)19:00-20:30
 
開発経済学の目的は貧困や差別を是正して、健康で文化的な生活を保障するような社会経済を作ることです。そこで、開発経済学が「幸福」「貧困」「福祉」「差別」といった問題をどのように考えてきたのかを紹介します。特に「貧困削減」で提案されている様々な開発戦略、国連開発計画が提唱している「人間開発」といった概念も詳しく解説してみたいと思います。

9月19日(火)19:00-20:30
21世紀の開発経済学には環境問題は避けることのできない課題です。しかも環境汚染と経済発展との関係も一様ではありません。そこで、経済成長と環境保全の両立をめぐる議論、資源が経済成長に与える正負の影響、グローバル化と環境、といった問題を考えてみたいと思います。

9月26日(火)19:00-20:30
 
開発経済学のもともとの起源は、先進国とは違い社会の理解と分析にありました。発展の多様性を見るために構造や制度、社会規範などへの関心があり、この点で開発経済学は様々な学問と交流を持ってきました。この講座では、開発経済学の歴史的展開を素材にして、発展の多様性と開発協力の未来を考えてみたいと思います。
 
コース3「社会開発プロジェクトのための社会調査入門」
講師:佐藤寛(開発研究センター主任研究員)
近年、貧困削減のための社会開発プロジェクトの比重が高まっている。これまでNGOはミクロなレベルでの農村開発、スラム開発、教育支援、環境衛生支援、公衆衛生支援などを行ってきたが、ODAでも社会開発的な活動が増える傾向にある。これに伴い計画立案・実施・評価の様々な側面で「社会調査」の実施機会は増えているが、調査の品質は必ずしも高くなく、また調査の結果が活用されないことも珍しくない。本コースでは、どうすれば「使える」社会調査ができるのかを「調査テクニック」ではなく「調査者の努力によって活用率を上げる」という観点から考える。対象は開発実務機関スタッフ、コンサルタント、NGOスタッフ、そして卒業論文・修士論文で社会調査を実施したい大学院生などである。

9月15日(金)19:00-20:30
  まず最初に、なぜ社会調査が必要とされるのかを認識しよう。必要性を踏まえない調査は「迷惑」でしかないからである。きちんと社会の状況を把握しないままにプロジェクトを実施すると、(1)期待した成果が出ない、(2)望ましくない影響が出る、(3)成果の出方が不均一になりジェラシーやスポイルを引き起こすといったことが、これまでの経験から明らかになっていることを理解しよう。

では、実際に社会調査に出かけるとして、調査者が用意すべきことは手法や解析のツールだけではない。フィールドに出かけるときの服装、サングラスをかけるという行為が持つ「記号性」についても認識しよう。村への入り方、話の聞き方、村の去り方、それぞれが情報の質を大きく左右するのだ。調査は対象者にとっては面倒で不快なモノであることが多いことを自覚して、何を入り口にして攻めていくのかをきちんと考えよう。

せっかく時間と費用をかけて行われたサーベイ調査が、誰にも読まれることなく店ざらしになるのはなぜだろうか。他人のせいにする様々な言い訳は禁句である。発見した事実をどうやって提示し、プロジェクトの改善に結びつけてもらうかこそが、社会開発における調査者が最も心を砕くべきところである。異言語コミュニケーションよりも、同一言語・異文化コミュニケーションの心構えが必要であることを自覚しよう。また、報告書には書き込めない事実のドキュメンテーションの重要性についても自覚しよう。
コース1・・・50名、コース2・・・48名、コース3・・・49名
パネルディスカッション・・・37名